2012年5月30日(水) 17.00-20.00 映画「無常素描」上映・討論会――アクティブ・ラーニングの実践のために 首都大学東京・南大沢キャンパス・6号館101教室 入場無料 事前予約不要
17.00-18.15 映画「無常素描」(75分)上映 18.30-20.00 討論会「カタストロフィと人文学」
映画公式HP:
http://mujosobyo.jp/ 参加者:三浦哲哉(映画上映プロジェクト「Image.Fukushima」実行委員会代表、映画研究者)
乾彰夫(教育学)、山下祐介(社会学) 司会:西山雄二(フランス文学)
映画「無常素描」(監督・大宮浩一)は、東日本大震災の状景をいち早くカメラに捉えて話題となっているドキュメンタリー映画。東日本大震災とそれに伴う原発事故という未曾有の複合災害は、人文社会の知に大きな課題を突きつけている。人文社会の知がいかなる言葉、いかなるイメージ、いかなる論理でもって、この破局的出来事を表現し思考することができるのか。映画上映と討論を通じて、大震災と学術をめぐる問いを浮き彫りにし、参加する教員、学生、市民のあいだで積極的な学びの経験を共有したい。討論会には、映画作品を通じて震災を伝える映画祭「Image.Fukushima」を主宰している三浦哲哉さんをお招きし、首都大学東京の教員らと討議をおこなう。
主催=人文社会系FD委員会 協賛=学長裁量傾斜研究費・研究環「カタストロフィと人文学」、NPO日本記録映像振興会
VIDEO
『人文学報』(第466号、2012年3月)が刊行されました。今年度は、藤原真実「「恋愛地図」で読む『美女と野獣』――連作(セリー)的読解の試み」が掲載されています。
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2011年、日本社会は震災・津波・原発という、人類史上初の三重のカタストロフィ(破局)を経験しました。甚大な数の行方不明者、被災者の困難な生活再建、無情にも故郷を追われた原発避難民、目に見えない放射能の不安……この自然災害かつ人為的災厄は、現在もなお進行中と言えるでしょう。カタストロフィ(catastrophe)はギリシア語源では「転覆」を含意しますが、日本社会は「3・11」によってまさに転覆し、大きな転換期を迎えています。本演習では、日本が直面しているカタストロフィを直接扱った文献ではなく、過去の人文・社会科学の文献や作品を敢えて参照します。これまで人間はいかにカタストロフィを表象し、解釈してきたのでしょうか。科学技術はカタストロフィにいかに対抗しうるのでしょうか。カタストロフィに見舞われた無垢な被災者たちの苦痛をどう受けとめればいいのでしょうか。人文・社会科学の文献を網羅してカタストロフィと人間の関係を根本的に問うことで、私たち自身の救済や希望の方途を探ります。
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2012年度の時間割とシラバスをHPで公開しました。フランス文学教室が提供する科目に関する情報です。今年度は、フランス語がわからない学生でも参加できる、カタストロフィの思想論、芸術(シュルレアリスム)、フランス映画史、フランスの漫画(BD)などを設けています。また、フランス語の授業ではネイティヴ教員2名によるクラスを新たにもうけています。シラバスを読むだけで、4月の暖かな春の風が吹いてくるような気がします。
時間割→
http://www.comp.tmu.ac.jp/fr/pg71.html シラバス→
http://www.comp.tmu.ac.jp/fr/pg80.html
最後に、成瀬莉沙、八木悠允、尾崎全紀さんのパリ滞在の感想を掲載します。
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つぎに、吉田直子、平山雄太、松本雄図さんのパリ滞在の感想を掲載しておきます。
(オデオン付近のカラフルな雑貨屋Sabre)
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今回のフランス滞在には学生ら8名が同行して、国際哲学コレージュのセミナーに参加し、フランスのいろいろな現実に触れてもらった。4年前は学生はひとり、次に3人、昨年は4人と次第に同行者が増えてきた。興味深いことに、そのうちの半数以上が、私が教えている本務校(東京大学、首都大学東京)の学生ではないことだ。ほぼ初対面の彼らに私はどうやって声をかけたのか、そして、彼らはなぜほぼ初対面の私についてフランスにまで来るのか。人生の縁とは不思議だ。
初めてフランスを訪れるひとに観光案内をするのは好きだ。見知らぬ異国の風景や事象について説明することで、彼ら・彼女らは驚き、好奇心をますますそそられ、ますます知りたくなる。このことは教育現場でも同じだ。初学者に未知の風景をいかに観てもらい、その好奇心をいかにくすぐるのか。教師の力量はこうした旅の技法次第だ。旅の本質は出会いと経験の強度にあるが、教育の本質も同様である。旅を通じた学びとはいかにして可能だろうか。参加者に感想を綴ってもらった。井上優、矢代真也さんの感想をまず掲載します。
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首都大学東京とフランス・レンヌ第2大学との交換留学協定の話が具体的に進展しています。レンヌの大学と街に関するページをHPの方で開設しました。写真撮影は院生の八木悠允さんです。
こちらから→
http://www.comp.tmu.ac.jp/fr/pg81.html
国際哲学コレージュでのセミナー開催は今年で二年目。昨年同様、パリ批評研究センターの教室を借りて実施された。3月26日、第一回目「哲学の無償性 知性の平等」は馬場智一氏(パリ第四大学)とHye-Young Kyung氏(パリ第八大学)にコメントをお願いした(約30名の参加)。29日の第二回目は、佐藤嘉幸氏(筑波大学)に発表「新自由主義体制下の教育」をお願いした(約20名の参加)。
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2012年3月22日から30日までパリに滞在し、国際哲学コレージュでのセミナーやレンヌ第二大学との学生交換協定などの仕事をこなした。今年は8名の学生が同行し、何度か一緒に行動して、フランスのさまざまな現場を体験してもらった。2月の豪雪が嘘のように、3月末のフランスでは暖かく晴れた日が続いた。
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3月16日から19日まで、サロン・デュ・リーブル(いわゆるブックフェア)が開催された。1989年から続いている書籍の祭典で、フランス国内だけではなくケベックやベイルート、ジュネーブなどでも開かれたことのある、国際的な知名度の高い催しである。2012年度の鳩と本を組み合わせたポスターは来仏以来たびたび目にしてきた。事前に20名の日本人作家が講演者として参加することは聞き知っていたので、楽しみにしていたイベントである。
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3月21日、卒業式の深夜、羽田空港から最終便でパリへ出発。
空港では、ひとつずつ滑走を終えたゲートが消灯していき、免税店などもポツポツ閉店していき、最後に残ったゲートで薄明りの下、静かに待つ人々。夜のなかに溶け込んでいく抒情的な雰囲気の中で外国への旅立ち。そして、朝5時に誰もいないパリ空港に到着。これが早朝の着陸第一便。羽田とは逆に、朝が明けてゆく薄明りのなかで入国手続を済ませ、パリ行の列車の中で朝日が差し込んでくる。だいたいパリ市内に入る北駅に差し掛かるあたり。陽光が強くなっていくなか、市内に着いた頃には異国の朝の日常が始まっている。
パリのベルヴィルにて、すでに3週間ほど滞在している学生らと合流。暖かな陽気のパリで9日間の仕事と生活が始まった。
(移民街のベルヴィルといえばベトナム料理のフォー)
(サン・ミシェル噴水広場にて。剣を持った聖ミカエルが悪魔を退治する定番のデザイン)
(ソルボンヌ広場前のカフェEcritoire〔筆記用具入れ〕。暑い日に喉を潤すための定番メニュー、ミント水 Menthe à l'eau)
3月21日、卒業式(学位授与式)がおこなわれました。今年度の卒業生は小杉正明さんひとりだけで、教室でお祝いの会を設けました。ご卒業おめでとうございます。
2012年3月11日(日)13時から、フランスで「脱原発のための人間の鎖La chaîne humaine pour sortir du nucléaire」が実施された。南仏のリヨンからアヴィニヨンに至る235km(東京から福島の距離に相当)では14基の原発が稼働しており、ヨーロッパでもっとも原発が集中する地域だ。フランス国内だけでなくドイツ、イタリア、スイスなどから集まった6万人は、国道7号線に沿ってこの区間を「人間の鎖」をつなぎ、原発の段階的に廃止を求める抗議行動をおこなった。
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